ベアリング取り外すのに手間取るデリカスペースギアのリヤハブベアリング交換をしました。
ドライブシャフトからベアリングを抜くのに70~80%くらいの時間と労力を使う印象です。
写真は取り忘れましたが、キャリパーとローターを外したら、サイドブレーキをバラします。
そして、ピンを外してサイドワイヤーを抜き、バックプレート裏のブレーキパイプのフレアナットを緩め、ブレーキホースを外したら、あとはナット4個です。
この車はスライディングハンマーとか使わなくてもあっさりシャフト抜けます。
こういうタイプのハブベアリングの抜き取りには、車関係の人たちが使ってる一般的なプレスだと抜けないことがおおいですよね。
バックプレートが邪魔だったり、Vブロックがハブとベアリングの間に入れれなかったり、ハブの大きくてプレスに引っかかったりシャフトの長さなどなど・・・。
今回もベアリング抜き取りにプレスは使えませんので、ベアリングのリテーナーにサンダーで切り込みを入れるところから始めます。
が、ベアリングケースとの距離が近く一緒に切っちゃいそうだったので、削ることにしました。
削って、薄くしてから、ハンマーとマイナスドライバーで叩き外します。
問題はここから。
ベアリングのインナーはドライブシャフトに圧入、アウターはベアリングケースに圧入されてプレスは使えない・・・。
こんな時は、ベアリングを壊します(笑)
テーパーローラーベアリングがついてましたが、ボールベアリングよりも壊すの楽です。
ローラーが外れるようにインナーレースの出っ張りを削ります。
ローラーのリテーナーが樹脂だったので、マイナスドライバーなどで壊して、ローラーを外します。
ある程度ローラーが外れたらガタが増えるので、磁石を使って簡単に抜けます。
摘出した部品です(笑)
ベアリングケースとシャフトを分離できました。
ベアリングケースからアウターレースをプレスを使い抜き取ります。
インナーレースは、サンダーで切り込みを入れて外します。
あとは、古いグリスをきれいにふき取って洗浄して新しいベアリングとリテーナーをプレスを使って圧入したらほぼ終了した感じです。
錆のひどかったバックプレートはついでに新品に交換しました。
ここまで来たら元通りに復元して、ブレーキのエア抜きで終了です。
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