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2018年3月3日土曜日

EKワゴン ハブベアリング交換

初代EKワゴンのお客さまが異音がするということで来店。
少し動いただけでバキバキガコガコ、ただ者じゃないような音を奏でてます。

ジャッキアップして確認。
こんなに動くんだ?!ってくらいのフロントハブベアリングのガタ。
ドライブシャフト折れなくてよかったねってレベル。
緊急入院となりました。

とりあえず、ナックルを外しにかかります。

北国の車のABSのセンサーのほとんどは錆のせいでナックルから外すには壊す覚悟がないと外れないことが多いので、無理をせず、センサーをナックルに残したままフェンダーライナーをめくってカプラーを外します。

そして、タイロッドエンド、キャリパーブラケット、ブレーキローター、ハブのロックナットとハブなどを外して、ロアアームのボールジョイントのボルトナットを外して、ナックルの切り欠きにマイナスドライバーを叩き込み広げて、浸透剤を吹きかけ外す準備をします。
ショックの取り付けのボルトナットを2つ外したら、ナックルを上に持ち上げてボールジョイントから抜いてナックルを外します。



ガタが酷すぎて、ベアリングのボールが散乱しました(笑)

三菱のこのタイプの軽自動車、ハブベアリングのインナーレースがドライブシャフトに残るんですよね・・・。

ガタがひどかった方はマイナスドライバー叩き込んですんなり外れてくれたのですが、これはかなりレアケースで、そんな簡単に外れません。

ガタの少なかった反対側はインナレースがすんなり外れませんでしたのでプーラー使って外します。





外れました。



ハブベアリングは、ナックルにボルト4本で固定されてますので、プレスなど使わずに外せます。

新品のハブベアリングをナックルに取り付けたら、ナックルを取り付けます。


が、圧入しなくてはいけないので、このままだとどうやって頑張ってもハブを取り付けられないので、外したベアリングのインナーレースとロックナットを使って呼び込んで圧入します。


ある程度呼び込んだら、ナットを外して、ハブを取り付けて、また締め付けます。


そして、またナットを外し、新品のロックナットを使って締め付けます。

後々のトラブル防止のため、カシメ系のロックナットは再使用せずに交換しましょう。
そんなに高い部品ではないので・・・。



反対側も同様に作業してハブベアリング交換します。




外した部品を元どおりに組み付けて完成です。

ガタもなくなり、センサー異常と出てたABSの警告灯も無事消灯して、修理終了です。

正規のやり方はわかりませんが、この方法だとプレスを一切使用せずにハブベアリング交換が可能な数少ない車種ですよね。


2018年2月12日月曜日

デリカスペースギア ステアリングラック交換

車検で入庫のデリカスペースギア、ステアリングラックからのオイル漏れしてました。
前回の車検時もオイル漏れしてたのですが、オルタネーターやらウォーターポンプやら修理しないと走行にさしつかえる所の修理があって、パワステオイル漏れの修理まですると予算オーバーで見送ってた個所です。
最近ひどくなってきて、オイル交換のたびにパワステオイル補充してたので、今回は交換します。

パッと見、ボルト類は全部見えてアクセスしやすそうだったので、軽く考えて作業開始。

ステアリングシャフトのジョイントが錆びてなかなか抜けませんでした。
レバー入れてハンマーで叩き抜き、油圧パイプを外し、ボルトを抜いて、ステアリングラックがフリーになったけど、あれ?抜けなくない?って感じ。

ステアリングラックを助手席側へずらして、あと数センチでメンバーかわしてってところで、オイルパンとフロントデフに干渉して抜けません。
悪あがきでタイロッドエンド外しますが、後少しなんです。
FRならフロントデフがないので、すんなり抜けるのかも知れません。

これはフロントデフ下ろさないとダメなのか?って思いましたが、フロントデフの前側のマウント2カ所のボルト外して、下げたらギリギリ外れました。





交換するリビルト品と並べて同じものか確認して記念撮影(笑)


外した逆の手順で無理やり気味に入れます。

外したボルトの数も多くないので、ここまで来ちゃえばあっさり終わります。
タイロッドエンドをつけ、パワステオイルを入れてエア抜きをし、最後にアライメント調整して終了です。

下調べなく、資料も取り寄せることなく始めて、抜けて来なくてネットで検索したけど、ブーツ交換ばかりヒットして、ブーツ交換とかネットで検索しなくてもできるけどって思ったひねくれ者でした(笑)




2016年12月21日水曜日

コルト セルモーターが回ったり回らなかったり・・・

車検で入庫のコルト、動かそうとしたらセルモーターが回らない。
うんともすんとも言わない・・・。

マジか?!って思いながらカギを何度か回しなおすと普通にエンジン始動。
こんな症状なら最初っから言ってよびっくりするでしょ(笑)

走行距離は6万キロ弱。
普通に考えればこれくらいの走行距離でセルモーター壊れないよなぁ・・・なんて思いながら、症状を確認。
一般的なセルモーターの故障の場合、S端子に電気が流れてピニオンギヤが飛び出したことによりセルモーター内の接点経由で大電流が流れてセルモーターが回る仕組みなので、ピニオンギヤが飛び出すけど回らないという症状が多いですね。
その場合、エンジンルームからカチンと音が出て、メーター内の警告灯やルームランプが暗くなり電力他の物に食われてる感で何となく判断が付きます。

が、今回はそんな感じがないので、スターターリレー、キースイッチ、インヒビタースイッチ、配線やカプラーの接触不良などが考えられますが、まずセルモーターのS端子にちゃんと12V来てるのか確認からです。
一人じゃできません(笑)
誰かにカギを回してもらわないと、怪物くんのような長い手がないと無理です。

どうしようかと思ってるときの来客。
全然この車に関係ないお客様に手伝っていただき、カギを回してもらって、テスターで電圧を確認します。
セルモーターが回らないときは電気は流れず、回るときは電気は流れます。
セルモーター本体の不良の選択肢は消えました。

インヒビタースイッチは、メーター内のインジケーターのランプが正常に光ってるのと、PでもNでも症状変わらなかったので、原因としては考えづらい。

S端子の電圧確認した時に、端子とカプラーを清掃し接点復活剤を吹きかけ、接触不良の可能性を1か所だけつぶしました。

残るはキースイッチかスターターリレー。
配線図を取り寄せないとリレーを介してるのか、リレーを介した回路だとして、どこにリレーがあるのかわからないのと、リレーの不良で動いたり動かなかったりってのもあまりないなぁ・・・動かないか動きっぱなしかだよなと思い、ほぼキースイッチで間違いないだろうとお客様へ「原因は9割方スイッチだと思いますが、部品代が¥2150(税別)なので、ダメ元で交換してみませんか?」的な提案をして交換することになりました。

車検整備に関しては、最低限で車検に通ればいいとのことだったので、点検し、予防整備も油脂類消耗品の交換も一切なしで、リヤのドラムブレーキのシュー調整と折れてたスタビリンク交換のみ。



三菱の軽自動車やコンパクトカーなど、このタイプのスタビリンクを使ってる車は結構な確率で折れてます。
設計が欠陥だったんじゃないかと思うくらい折れてます。
折れてるだけならいいのですが、ボルトがすんなり回らず折れる、ボルトとブッシュの芯と錆びて同化して外れない、切ろうにもサンダーが入らず、エアソーしか使えないなどなどで小一時間かかります。

キースイッチの入荷前に車検持ち込みに運輸支局へ行きました。

外観検査や下廻り検査でエンジン止めるので、かからなくて少し焦りました。

車検は無事一発合格で戻ってキースイッチ交換です。

本来ならキーシリンダーを外して交換なのですが、昔からセキュリティの都合でキーシリンダーを取り外すときは、ボルトを切り落として、取り付けるときは専用のボルトを折れるまで締めて固定なのです。
普通に外れるだろうと軽い気持ちで、キーシリンダー固定用のボルトは取り寄せてなかったので、スイッチが引っかかってすんなり外れてきませんが、意地でも外さなくてはいけません(笑)

シフトレバーが邪魔です。
シフトレバーの根元のボルト類を外して少し動かないかなって思ったけど、動きません。
男たるもの、こういう時は強引さも必要です(笑)
若干無理やり気味に外し、無理やり気味に入れて、ビス一本締めてカプラー接続し、コラムカバーを戻せば終了です。



交換後は百発百中な勢いでエンジン始動できますが、確信が欲しかったので、スイッチを分解してみます。




親切にどこが何の接点か書いてあったので、わかりやすいですね。
セルモーターを回すのに使うのはビス穴のところの2つ接点です。





接点焼けて黒くなってますね。

原因はこれで間違いなさそうです。

2000年代の走行距離一桁万キロの車でキースイッチの接点不良とか、昭和かっ?!って突っ込みたくなりますね(笑)


2016年11月21日月曜日

デリカスペースギア リヤハブベアリング交換

ベアリング取り外すのに手間取るデリカスペースギアのリヤハブベアリング交換をしました。

ドライブシャフトからベアリングを抜くのに70~80%くらいの時間と労力を使う印象です。

写真は取り忘れましたが、キャリパーとローターを外したら、サイドブレーキをバラします。
そして、ピンを外してサイドワイヤーを抜き、バックプレート裏のブレーキパイプのフレアナットを緩め、ブレーキホースを外したら、あとはナット4個です。
この車はスライディングハンマーとか使わなくてもあっさりシャフト抜けます。

こういうタイプのハブベアリングの抜き取りには、車関係の人たちが使ってる一般的なプレスだと抜けないことがおおいですよね。
バックプレートが邪魔だったり、Vブロックがハブとベアリングの間に入れれなかったり、ハブの大きくてプレスに引っかかったりシャフトの長さなどなど・・・。

今回もベアリング抜き取りにプレスは使えませんので、ベアリングのリテーナーにサンダーで切り込みを入れるところから始めます。
が、ベアリングケースとの距離が近く一緒に切っちゃいそうだったので、削ることにしました。
削って、薄くしてから、ハンマーとマイナスドライバーで叩き外します。

問題はここから。
ベアリングのインナーはドライブシャフトに圧入、アウターはベアリングケースに圧入されてプレスは使えない・・・。
こんな時は、ベアリングを壊します(笑)
テーパーローラーベアリングがついてましたが、ボールベアリングよりも壊すの楽です。

ローラーが外れるようにインナーレースの出っ張りを削ります。
ローラーのリテーナーが樹脂だったので、マイナスドライバーなどで壊して、ローラーを外します。

ある程度ローラーが外れたらガタが増えるので、磁石を使って簡単に抜けます。


摘出した部品です(笑)



ベアリングケースとシャフトを分離できました。

ベアリングケースからアウターレースをプレスを使い抜き取ります。

インナーレースは、サンダーで切り込みを入れて外します。

あとは、古いグリスをきれいにふき取って洗浄して新しいベアリングとリテーナーをプレスを使って圧入したらほぼ終了した感じです。
錆のひどかったバックプレートはついでに新品に交換しました。

ここまで来たら元通りに復元して、ブレーキのエア抜きで終了です。