2016年11月23日水曜日

アルファード リヤアクスルビームブッシュ交換


アルファードのリヤのアクスルのブッシュ交換に若干苦戦してました。

トヨタから修理書のコピーをファックスもらって確認します。
やはり、SST(特殊工具)を使うことになってますね。

汎用のプーラーなどで何とかなりそうな気がしてましたが、とりあえず、ググってみたら、なんとなく行けそうな気がしたので、作業開始です。

リヤマフラー、センターパイプ、ドライブシャフト、プロペラシャフトを外し、リヤデフもおろしちゃいます。




少し重たいですが、シャフトさえ外しちゃえばボルト3本ですね。

キャリパーやサイドワイヤー、ブレーキホース、ライトのハイトセンサーのロッドを外して、ABSのセンサー・・・センサーが固着して外れません。
無理して外そうとすると壊しちゃうので、不本意ですが、サイドブレーキをばらしてセンサーがついてるナックルを車側に残してアクスルを外します。






ABSセンサーの配線は断線しやすいので、無理がかからないようにタイラップでつっておきます。

そして、ブッシュのボルトを緩め、ショックの下側のナットを外し、スプリングを外したらやっとアクスルが外れます。
これも重たいですね。

ブッシュを抜き取るにあたって、ブッシュの外径よりも少しだけ小さい外径のものを探します。
交換したベアリング類を捨てずにとっておくと、こういう時に楽ですね。
なんかの車のハブベアリングを使うことにしました。















近所のホームセンターで売ってた一番厚い鉄板を買ってきました。
100×100mmのサイズで厚さ4.5mm。
サンダーで切り刻んでローラーの転がるところに引っかかるようなサイズにします。
































そんなに力かからないだろうと思って、TIG溶接で6か所点付けしました。
すんなり抜けるとは思ってませんでしたが、甘かったみたいです。

溶接した鉄板が歪んで溶接はがれました。


















ブッシュはビクともせず。

で、第二弾を製作します。
ベアリングのアウターレースを使うと肉薄なのでプーラーと挟むときの位置がシビアなので、次はインナーレースを使います。


















この厚さを盛らないでちゃんと溶かし込んで溶接で接合するのは半自動溶接では自信ないので、これもTIG溶接しました。
前回の反省から、4.5mmの鉄板を2枚重ねにします。














合計9mm厚、ここまでしたら、曲がりませんよね。















今度はプーラーが負けました(笑)
パキンって言ったのでブッシュが抜け始めたと思ったんですけどね・・・。
安物プーラーはだめですね。
今日は祝日なので、ホームセンターにプーラーを買いに行ってきて、リベンジです。

















無事抜けました。
今回はkukkoというドイツの工具メーカーの油圧ラムを使いました。

これ、少し高いですが、プレス使えない状況でめちゃくちゃ使えるヤツです。
プーラーで押してくと、ボルトを回そうとする回転方向へ力がかかって爪がずれたりするのがなく力をかけられます。

ブッシュが無事に抜けたので、挿入します。














一人で作業してると、腕がもう1本欲しくてイライラします。
誰かに押さえてもらえるとスムーズにいくのに、一人だと、プーラーのボルト回してる間に爪などがズレたり・・・こういう時に限って誰も来ませんが、片側終了です。

次は反対側。
が、固着してて、抜くの失敗したらしく、プーラーの爪でアクスル側が変形してまっすぐ押せなくて全然抜ける気がしなくなってきました。

少し悩んで、ブッシュを壊すことにしました。
壊すの割と好きです(笑)





















ブッシュの出っ張ってる部分を切り取ります。
ゴムの溶けた匂いでテンション下がります・・・。
靴屋さんの匂いは嫌いじゃないんですけど。















エアソー、マイナスドライバー、ハンマーを駆使して、ゴムの部分を抜き取ります。
これができたらもう外れたも同然。

































外れたブッシュです。
結構時間費やしちゃいました。

プレス使えればスゴイ楽なのに・・・って思いながらの作業でした。















軽く錆を落として、新しいブッシュを圧入します。















ここでもkukkoの油圧ラム大活躍です。
プーラーでねじ込むとねじれ方向に力がかかり、せっかくマーキングしてたブッシュとアクスルの位置がずれたりする心配がないのでゴリゴリ押し込みます。

アクスルビームのブッシュの交換が終わり満足したので、アクスルを車に装着するのは明日にしました。
今日の札幌は寒かったですしね。

皆さん、寒さで風邪ひかないようにお気をつけて。
私は馬鹿だから風邪ひかないんですが、インフルエンザには感染したりするんですよね(笑)
ではまた!




2016年11月21日月曜日

デリカスペースギア リヤハブベアリング交換

ベアリング取り外すのに手間取るデリカスペースギアのリヤハブベアリング交換をしました。

ドライブシャフトからベアリングを抜くのに70~80%くらいの時間と労力を使う印象です。

写真は取り忘れましたが、キャリパーとローターを外したら、サイドブレーキをバラします。
そして、ピンを外してサイドワイヤーを抜き、バックプレート裏のブレーキパイプのフレアナットを緩め、ブレーキホースを外したら、あとはナット4個です。
この車はスライディングハンマーとか使わなくてもあっさりシャフト抜けます。

こういうタイプのハブベアリングの抜き取りには、車関係の人たちが使ってる一般的なプレスだと抜けないことがおおいですよね。
バックプレートが邪魔だったり、Vブロックがハブとベアリングの間に入れれなかったり、ハブの大きくてプレスに引っかかったりシャフトの長さなどなど・・・。

今回もベアリング抜き取りにプレスは使えませんので、ベアリングのリテーナーにサンダーで切り込みを入れるところから始めます。
が、ベアリングケースとの距離が近く一緒に切っちゃいそうだったので、削ることにしました。
削って、薄くしてから、ハンマーとマイナスドライバーで叩き外します。

問題はここから。
ベアリングのインナーはドライブシャフトに圧入、アウターはベアリングケースに圧入されてプレスは使えない・・・。
こんな時は、ベアリングを壊します(笑)
テーパーローラーベアリングがついてましたが、ボールベアリングよりも壊すの楽です。

ローラーが外れるようにインナーレースの出っ張りを削ります。
ローラーのリテーナーが樹脂だったので、マイナスドライバーなどで壊して、ローラーを外します。

ある程度ローラーが外れたらガタが増えるので、磁石を使って簡単に抜けます。


摘出した部品です(笑)



ベアリングケースとシャフトを分離できました。

ベアリングケースからアウターレースをプレスを使い抜き取ります。

インナーレースは、サンダーで切り込みを入れて外します。

あとは、古いグリスをきれいにふき取って洗浄して新しいベアリングとリテーナーをプレスを使って圧入したらほぼ終了した感じです。
錆のひどかったバックプレートはついでに新品に交換しました。

ここまで来たら元通りに復元して、ブレーキのエア抜きで終了です。

2016年11月20日日曜日

サンバー ワイパーリンク

20年以上前の車、軽トラック、スバルサンバーのワイパー修理です。
ご近所さんからの依頼ですが、今月上旬の雪が積もったときに、雪を落とさないでワイパー動かしたら、少し動いて動かなくなったとのこと。

その話を聞いて、リンク外れたなと確信しましたが、一応症状を確認。
モーターはウィンウィン言いながら動いてるけど、ワイパーはビクともせず、ワイパーアームを手で動かすと動きます。
ワイパーリンク以外考えられないので、ダッシュボードおろします。


この世代の車の内装をばらすのは比較的簡単なことが多いですよね。

15分ほどでここまでバラせるのは素敵です。



やはりリンクが外れてました。

20年前の車ですが、設計が昭和な車は、ワイパーリンクのブッシュだけ部品が出るので、ブッシュ(関節部のプラスチックの部品)だけ交換して修理完了ですが、平成になってからは、ブッシュだけは部品供給されてなくリンクAssyでしか供給されてないので、この車もリンクAssyで交換になります。
お客様へは、またすぐ外れるかもしれないけど、部品代かからず安く済みますがどうしましょうか?と提案しないとトラブルのもとになるので、部品交換した場合とこのまま復元した場合と金額を提案してから、このあとの作業をします。


トラックだと外した部品を荷台に置けるので、無駄に場所とらなくていいですね(笑)


2016年11月18日金曜日

桐崎典弘とかいう頭悪い人は何者?

個人を攻撃するようなタイトルですが、きっかけは私のiPhoneに届いたメールがきっかけです。
ただの迷惑メールだと思ったらしつこいんです。

68億円受け取れってメールがきっかけ。


お前は脅迫よりたち悪いわなんて思いつつ、1日に数十通、多いときは100通以上の桐崎絡みのメールを受信し、こんなメールが来ました。


もう終わりにしましょうだって。
何も始まってないだろうがって思いつつも、こういう人はしつこいから終わらないんだろうなって思ってたら大正解(笑)
終わるわけありませんよ!



苦しんでないし(笑)


そう思ってるならさっさとやめろよ(笑)



口座情報知らないのにどうやって振り込むんだよ?!(笑)




腐ってるのも勝手に話を進めてるのもお前らだろ(笑)


68億くれるっていうのに35万円要求するって・・・
ケチ臭いのバレるぞ(笑)



そして期限切れたらしいです(笑)


その後、1700万(単位は書いてない)を受け取れというメールが届きだし・・・。
迷惑メールは来なくなりました。
が、この数日また届きだしました。




68億支援メールが届きだした頃は68億円と記載されてましたが、今日届いたのは68イ億だけ。
単位を抜いてイを入れて逃げ道を作ったのか?

この桐崎典弘とかいう男、詰めが甘すぎて笑っちゃいます。
さんざんメール送信しといて、「初めまして」ですからね(笑)
浮気してもあっさりバレるタイプだと思いました(笑)

68億円は大金です。
68万円だったら信じてダマされる人も少なくないと思いますが、非現実的ですよね。
こんなメール受信しても詐欺だと誰でもわかると思いますが、受け取り方法や、受け取るまでのプロセスについて不安視してるんでしょ的なメールも来てましたが、68億円の財源や受け取った後の税法上の処理や課税される税金についての方が気になるでしょ。
やっぱバカだね。
金銭的に切羽詰まったらこんなバカに騙されるのだろうか?
人の心理は奥深いですね。


桐崎典弘でググったら支援よりも出会い系サイトへ誘導するのが目的のようですね。
出会い系サイトといえば、サクラを使って、女性と会うためにサイト内でメッセージのやり取りでポイントを使わせて、ポイントを買わせるものなのだと思ってましたが、今は女性との会うことよりも金銭受け取れるかも?ってやり取りにお金使わせるんですね。

みなさん、大丈夫だとは思いますが、騙されないようにしましょう。

ちなみに私は、迷惑メールを受信したら、総務省の迷惑メールの通報窓口「meiwaku@dekyo.or.jp」に転送してやってます。

そして、私のiPhoneのメールアドレス、出会い系とか怪しそうなサイトに登録したことはないのですが、購入間もないころ、私がよくランチに行くお店の店員が、モバゲーの紹介ポイントが欲しいからなのか、モバゲーのアカウントを新規で登録してとお願いされ、ガラケーはにしおかすみこゲームがやりたくて登録してたので、iPhoneのメールアドレスでアカウント登録だけしました。
その直後から迷惑メールが届くようになりました。
モバゲーが原因ではないのかもしれないですが、アカウント登録した後からのメールの受信数の増加はモバゲーが原因と思わざるを得ません。

横浜ベイスターズをDeNAが所有するようになって、中畑監督がいい味をだして、今年からラミレス監督が指揮をして、CSで広島カープと熱戦を繰り広げ、巨人中心な報道が何十年もされたたセリーグがいい感じと思っても、素直にベイスターズを応援できないポイントがそこにありますよね。

今夜の内容は車は一切関係ないですが、懲りない桐崎のメンタルに感銘しつつ、書かずにはいられなくなったので、書いちゃいました。
みなさん、騙されないように気を付けましょう!

2016年11月15日火曜日

アルファード サーモスタット交換

アルファード、MNH15のサーモスタット交換です。
10系のアルファードのV6の3000ccの4WDですね。

ヒーターの効きが悪いとのことでオートエアコンのセンサー類や制御も悪さしてる可能性もあるのですが、寒くなると水温の上りも遅いとのことなので、まずサーモスタット交換です。

まず、クーラント抜きます。
ラジエーターのドレンが上からアクセスできるため、ドレンプラグのとこに適当なホースをつけて、アンダーカバーの穴から下に出してクーラントを受けると、アンダーカバー外さなくていいし無駄にこぼれません。


ラジエーターのドレンから抜いただけだと、サーモスタット外した瞬間にクーラントがダーっと出てくるので、シリンダーブロックのドレンからも抜きます。

見づらいですが、ATFのレベルゲージ奥のエキマニの裏です。
頭10mmのボルトです。
メガネレンチや板ラチェットなどでアクセスできます。
腕が太くない人なら手も入ります。

抜けるまでの間に、サーモスタットの周辺のものをはずしてスペースを確保します。

サーモスタットケースが見えなくてどこになるかわかりませんが、助手席側のエアクリーナーボックス下のエンジン側付近にあります。


バッテリー、エアクリーナーボックスやエアクリーナーとスロットル間のホースも外してスペース確保します。
ここまで外せば楽勝ですが、意外とすぐに外れるので、クーラントが抜けきるのを待ちます。

サーモスタットケースのナット3つと、ヒューズボックスの下付近のラジエーターのロアホースが接続されてるパイプのボルト1本をはずして、サーモスタットケースをずらしてサーモスタットをはずします。


やっと見えました、
ゴムのパッキンがくっついてるので、プライヤーなどでつまんで引っ張って外します。



夏ならやりませんが、廃油ストーブを利用してサーモスタットの動作を確認してみます。



料理じゃないので、温度が上がるまで張り付いて見てたりせず、仕事します。

その間に新しいサーモスタット取り付けます。

基本ですが、ジグルバルブ(エア抜き穴)が上にくるように取り付けます。
そして、ゴムのパッキンがちゃんと収まるように気を付けましょう。
あとは復元するだけです。

はずした部品をもどしたら、クーラントを入れてエア抜きです。



助手席側のリザーブタンクの横にあるプラスチックのプラグを緩めてエアを抜きながら注入すると、エア抜きが楽です。

で、エンジンかけてクーラントのエアを抜いたら完成ですが、古いサーモスタットの作動確認してたの忘れてました。
廃油ストーブの上で、お湯がグツグツ沸騰してました(笑)
もちろんサーモスタットは全開になってて・・・。

いい感じに煮込まれたサーモスタット、中まで火が通っていい感じになったので、冷まして味をしみこませます。
って料理じゃねよ(笑)
冷まして閉じるの確認します。
結果、開閉が60度くらいだったので、サーモスタットで間違いないかと思います。


寒くなってくると、北海道ではヒーターの効きは生死を左右するくらい重要です。
効きが弱いと、吹雪で窓ガラスの雪が溶けずに凍って視界不良になり危険だったりします。
なにより車内で寒さに震えながらの運転は正常な動作ができないですよね。

この1週間でサーモスタット交換3台目でした。