外気温が氷点下、水温も氷点下だと思われる状況でエンジンかけた直後の回転数は約900rpm。
もし間違ってエンストでもしたらプラグかぶっちゃいますよね・・・。
ってことで、症状確認できたので原因を調べます。
アイドリングの回転数を電子制御するバルブ、一般的にはISCVと言われますが、日産だとAACバルブという名称ですが、AACバルブの動作は問題なく、エアレギュレーターの動作を確認です。
インマニへつながってるホースをプライヤーやラジオペンチで繋いで強制的に空気の通路をふさいでアイドリングの回転数に変化があるかどうかで判断できます。
日産系はエアレギュレーターという名称ですが、トヨタ系だとエアバルブです。
ISCVの制御だけだと冷間時に回転を上げるための吸入空気量が追い付かないので補助するための部品です。
80年代とかに設計されたエンジンは単体でついてるエンジンも多いですね。
一般的なのはスロットルボディと一緒になってるものですね。
クーラントの温度でバイメタルを動かして水温によって吸入空気量を変えてるタイプがほとんどですがRB20は電気式です。
RB20DETはスロットルの後ろ側のインマニのところにボルト2本で固定されてます。
ボルト2本、ホース2本、配線は2極のカプラーが1個です。
スロットルボディなどを外さないで作業しましたが、スロットルボディかサージタンクを取り外せばスペースができて作業が格段に楽になります。
今回は硬くなったホースもついでに一緒に交換します。
ホースの価格は数百円なので、同時交換をお勧めします。
硬くなって、抜こうと思ったら割れたというのはよくあります。
スロットルボディの下のサージタンクへ接続されてるところのホースバンドに苦労すると思います。
スロットルかサージタンクを外したくなりましたが、ガスケット取り寄せてなかったので、頑張りました(笑)
スロットルもサージタンクも紙のガスケットなので、外すときに破けますので・・・。
無事交換完了。
ファーストアイドルの回転数を確認したら、1400rpmくらいだったので、不具合はコイツで間違いなしでした。
もっとISCVの容量増やせば機械的に空気量を増やす装置必要ないんじゃないか?って若いころ思ってましたが、フルコンでISCVの制御を経験したことある方はわかっていただける方も多いかと思いますが、アイドリング回転数の制御ってかなり奥深くて大変なんです。
ハンチングしたり、目標回転数にならなかったり、ソレノイドの作動音や吸気音などが気になったり・・・。
容量が増えると制御もきめ細かくしないといけないということで、当時の技術では、機械的に空気量を増やすしかなかったんでしょうね・・・。
電子スロットルが主流になってるので、ISCVやエアバルブ(レギュレーター)は使われなくなってますが、電子スロットルのある程度距離走った車はスロットルバルブの周りに汚れが付着して、エンストするとかファーストアイドルが低いとかいう症状をよく見かけます。
スロットルバルブの清掃作業することも多いです。
バッテリー交換しただけなのに、作業するのにバッテリーのマイナス端子を外してしまったがためにECU学習するまで待つならスロットル清掃してしまえパターンも多いです。
日産車は診断機つないでTAS学習というスロットルの学習しないとアイドリングの回転数がおかしくなることが多いですが、スロットル汚れてると何度やってもエラーになって学習できないんですよね・・・。
バッテリー交換ならバックアップ電源で回避できたりしますが、オルタネーターやセルモーターを外すような作業はさすがにマイナス端子を外さないと怖くてできないですよね。
0 件のコメント:
コメントを投稿