オイル漏れとか、消耗品の摩耗とかは目をつぶります。
お客さん的にはありがたい、依頼された修理工場的には儲からない車検ですね(笑)
通称ゼロクラウン、18系のクラウンの4WD、GRS183です。
点検した結果、フロントのドライブシャフトブーツのインナーの破れを発見しました。
部品屋さんへ電話して、作業が楽な分割タイプを注文。
折り返し電話があり、分割タイプは設定がないとのこと。
直さないとどう頑張っても車検は通らないので、通常のブーツを注文です。
足回りばらしてドライブシャフト脱着決定です。
テンション下がりながら作業します(笑)
ナックルから外すのに苦労するABSの車輪センサー、センサーのところでカプラーになってるのはありがたいですよね。
配線たどって、フェンダーライナーの中やエンジンルームのカプラーを探す手間が減ります。
リヤなら、リヤの内張をばらさないと行けなかったりしますからね。
キャリパー、ローターを外し、ハブのロックナットをインパクトで緩めて、タイロッドエンド、アッパーアームのジョイント、ロアジョイントを外してナックルごと外しちゃいます。
大した手間じゃないので、外しちゃった方がスペースできていいかな的な感じです。
デフから抜けずにジョイントだけ抜けてきました。
ホンダ車みたいにインナージョイントが抜けないようなCリング使用してないようです。
ホンダ車は、初代ステップワゴンやSMXの全盛期の頃、ダウンサス交換でよくジョイントを抜いて、上司にバレないようにこそっとシャフト抜いて直して何もなかったようにした記憶がよみがえります(笑)
バラバラになりました。
キレイにして、新しいブーツを組み付けます。
今回は、ブーツバンドが純正ではなく、汎用のものが使われたので2回目の交換だったんでしょうね。
汎用のドライブシャフトブーツのブーツバン後使用するときは、意外と気にする人少ないですが、前進するときのシャフトの回転方向とバンドの向きを合わせないと、これでもかってくらいきつく締めつけても、ゆるんだりします。
分割タイプのブーツの説明書には書いてたりしてますよね。
今回も回転方向と逆向きの取り付けられておりました。
アウターブーツのバンドが、ネジ式のホースバンドだったので、ドライブシャフト用のバンドに交換して組み付けします。
ハブのロックナット、再利用する方も多いと思いますが、社外品の設定もあり、200円弱と高くない部品なので再利用はせずに交換をおすすめします。
規定トルクで締め付けたら、マイナスドライバーとハンマーでカシメて終了です。
この車、インナーブーツの分割タイプの設定があったとして、ドライブシャフトの脱着が容易にできるので、狭いスペースで飛び散ったグリスで手を汚しながら作業するよりも、工賃もそれなりにいただけるし、いいかも(笑)
車検は無事一発合格でした。
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