スバルのEJ型エンジン、すごい長い期間スバルの第一線で活躍してるエンジンです。
初代レガシィからなので、27~8年?
いろいろな仕様変更はありますが、こんなに長期間使われるエンジンもそうそうないですよね。
なので、タイミングベルト交換に携わる機会も多いので、エンジンが作られた年代によって細かい違いはありますが、基本は一緒なので、どの順番でどの工具を使用してどこのボルトは外すとか、何も考えなくても体が覚えてます(笑)
今回はフォレスターSG5。
クーラントを抜いて、ラジエーターを外します。
そして、クランクプーリーを外します。
普通のサイズのインパクトはギリギリ入るか入らないかの場合が多く、入ってもボルト緩んだらインパクトが抜けないとかエアコンのコンデンサに傷つけてしまったりするので、このサイズのインパクトが重宝してます。
カバーを外して、スプロケットの合いマークを合わせて、ベルトを外します。
写真の角度が違いますが、向かって左下のアイドラプーリーを外すとベルトはすんなり外れます。
ラジエーターが外れてから、ウォーターポンプが外れるまでは20分ほどでしょうか。
タイミングベルト交換の難易度は低い部類の車ですね。
ちなみに、タイミングベルトの合いマークが合う位置は一般的な1番圧縮上死点ではありません。
タイミングベルトにもマークがついてるので、ベルトとスプロケットと合わせるだけでいいので楽ちんです。
ただ、左バンク(助手席側)のスプロケットがちょっとでもズレるとバルブスプリングの力でグルンと回ってしまい、位置がずれてイライラしますが・・・。
クランクからベルトをかけて行き、助手席側のインテーク、エキゾースト、運転席側のインテーク、エキゾーストの順番でかけます。
こうやって事務用品のクリップを利用すると楽です。
この状態にしたら、最後にクランク左下のプーリーを取り付けると楽です。
オートテンショナーのピンを抜く前からベルトはかなりの張力なので、プーリーを全部つけてからベルトをかけてくにはかなりの力と強引さが必要になります。
その中で合いマークを合わせるとか難易度高いです。
あとは元通りに戻して、クーラント入れてエア抜きすれば終了ですね。
このエンジンのタイミングベルト交換にかかる時間のほとんどははクーラント抜くのと入れてエア抜きな気がします(笑)
そして、この作業から3日後にレガシィBH5のタイミングベルト交換。
2回目のタイミングベルト交換でしたが、合いマークを合わせると奇跡的にベルトとスプロケットのマークが合いました。
珍しいです。
この年代は、各スプロケットにベルトガイドがついてるのと、ウォーターポンプに接続されるホースが1本多いのが少し手間です。
この状態まで15分強。
やっぱりクーラントの抜くのとエア抜きが時間かかります。