2016年10月1日土曜日

同業者からのマフラー修理依頼

同業者さんから、マフラーの修理依頼が来ました。
マークXのフロントパイプです。
触媒付なので、新品は10万円以上します。
排気漏れしてるから車検通らないので修理に10万円オーバーですね!って言われたら、えっ?!ってなりますよね。
















キレイにクラックが入ってます。

そのままクラックを溶接すればすぐ終わると思われがちですが、錆で痩せて薄くなってるところに溶接するために錆を落としで削ったら薄々です!
避妊具なら薄いほうがいいですが、溶接は大変です。
溶接で接合される前に穴があいてどんどん広がってくので、補強します。
パイプを野菜の切り方で言えば半月切りにします。

溶接個所のパイプの外径は54mmだったので、外径60.5mmのステンパイプの端材を使用します。
マフラー製作した時に曲げパイプを切り刻んだ残骸を捨てないでおくとこういうのに役立ちます。

補強に使用するパイプが少し太いので、少し多めに切ってパイプ径を合わせ、隙間が少なくなるように、万力に挟んで縮めます。
今回は、測定的なことを何もせず、これくらいかな?的な目見当で切ったので、少し切りすぎました(笑)

今回は半自動溶接での溶接です。


錆びて排気漏れしたマフラーの溶接ってすごく大変で、溶かそうとすると簡単に穴が開き、穴あけ内容にと電流を抑えると、溶け切らなくて排気漏れがするみたいな・・・。
定電流で、穴あかないように、補強用のパイプを低電流で溶接し、玉になりがちな溶接個所を大電流で溶かし込みます。

















TIG溶接もですが、半自動溶接でも、隙間がないところは溶接難易度低いですよね。
キレイに溶かし込んで溶接できました。(写真左右方向の溶接)
それ以外の箇所はムラっ気たっぷりな感じに仕上がりましたが、排気漏れの心配はなさそうなのでOKです(笑)

私、溶接は誰に教わったわけではなく独学ですが、半自動溶接の難易度高いです。
半自動溶接、MIGとかMAGとか言われる溶接ですが、母材にアースさえ取れてればトーチのスイッチ押せば誰でも溶接できそうな敷居の低さです。
が、ちゃんと母材を溶かし込んで接合し、なおかつビードの幅と高さを一定に保つ溶接は、30年前のゲーム、ファミコンのスペランカーばりに難しいです。
そんな敷居の低さからか、穴あくこことへの恐怖感からなのか、マフラー溶接修理したけど、排気漏れ止まらないからマフラーパテで排気漏れ止めます的な車関連な業者さん多すぎなんですよね・・・。

スペランカーと言えば、元横浜ベイスターズの多村 仁志さんですね。
スペるって動詞ができるくらいに、すぐケガしてた選手ですが、引退するようですね。
多村さん、お疲れさまでした。
そして、我らが北海道の北海道日本ハムファイターズはソフトバンクホークスと激戦のすえ、優勝しましたね!
ファイターズも長年投手陣を支えてきた武田勝さんが引退です。
札幌ドームで引退登板、引退セレモニー見てきました!
寂しいですね。

武田勝さんが登場曲として使用してた樋口了一さんの「1/6の夢旅人2002」、曲名で馴染みのない方も水曜どうでしょうの主題歌と言えば聞いたことがあると思います。
満員の札幌ドームで樋口さんの生歌が聞けたのも感動でした。

話がかなりそれましたが、また!

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