2016年7月20日水曜日

クラッチペダルブラケット

90年代のFRベースのマニュアルの日産車のクラッチペダルブラケット、強化クラッチを使ってたり、クラッチ蹴ったりするような運転をしてるとかなりの頻度で壊れます。

S13シルビア・180SX、R32スカイライン、C33ローレル、A31セフィーロなどがそうですね。
スポット溶接数か所のみで鉄板を組み合わせ部品で、過酷な使用状況を想定してないので、溶接がはがれてマスターシリンダーへ力を伝えられなくなります。

わたくしの若かれしころ、インターネットも普及してなく、今みたいに情報が豊富じゃなかったころ、そんな車で遊んでたことがありました。
突然切れなくなったクラッチ、レリーズシリンダーを交換し、症状変わらずマスターシリンダーを交換し、いくらエア抜きしてもクラッチ切れず、悩みに悩んでクラッチペダルブラケットの溶接はがれを発見した記憶がよみがえります。

純正の新品部品を取り寄せ、当時溶接機なんてほとんど使ったことがなかったので、溶接慣れしてなかった人にありがちな、母材溶けてないけど盛ってるだけみたいな半自動溶接で補強しましたね(笑)
その後、よく壊れるからなのか、ニスモから強化クラッチブラケットが発売されました。
http://www.nismo.co.jp/products/catalogue_2016/#page=141
純正ブラケットに溶接補強して色塗っただけな商品ですが、強化クラッチとセットで交換すること多かったですね。

そして、それから○○年を経た今、まさか純正のブラケットを溶接補強することになるとは思ってもいませんでした(笑)
TIG溶接でキレイに補強は頂けるお代に見合わなくなってしまうので、半自動溶接でちゃちゃっと・・・。
溶接時間、1~2分?そんな感じです(笑)
ペダル外したり、冷えるの待ったりするほうが時間とられてます。
 
完成です。

車に装着です。


ATからマニュアルにしてます。
足踏み式のサイドブレーキからクラッチペダルになりました。
後から取り付けられた電子部品が多くて、配線がわけわからなくなってます・・・・。
なぜかブレーキペダルだけGT-R(笑)

お付き合いのある同業者に純正マニュアルの部品取りの車があったので、センターコンソールやサイドブレーキブラケットなど必要な部品を譲ってもらって、炎天下の下蜘蛛の巣と葛藤しながら外してきました。
が、乗せ換える車は4WD、部品取りはFR、フロアトンネルの形状が違います。
4WDにはマニュアル設定がありません。
で、少し詳しい人は車種わかっちゃいますね(笑)
サイドブレーキ、ちゃんと付く気がしない(笑)

FRのマニュアル換装は何度も経験してますが、この手の日産の4WDは2回目。
過去にはC34ステージアをやりましたが、わたくしはミッションだけを担当、室内は別なメカニックが作業してて、室内の作業中は別な仕事してたので、全然どうやってやってたか見てないんですよ。
気が付いたら、クラッチペダルついてて、サイドブレーキが手動になっててって感じでしたから(笑)

室内の加工さえ終わっちゃえば、あとは重たいだけでたいしたものじゃないので、また完成したらアップします。

ではまた!


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