初期型のアルファード、MNH15W、エンジンはV6で3000ccの1MZのタイミングベルト交換です。
1MZエンジン搭載のエスティマやハリアーもほぼ手順同じです。
まず、エンジン上部についてるトルクロッドを外します。
オルタネーターの取り付けのボルトを緩め、テンショナーボルトを緩めてベルトを外して、クランクプーリーのボルトを外します。
北国を走行してる車は錆の影響でプーラー使わないとクランクプーリー外れない場合が多いですが、今回は手で引っ張って抜けました。
なんて楽なんでしょう。毎回こんなにすぐ抜けてくれればいいのにって思ってしまいました。
下側のカバーを外してから、上側のカバーを外します。
上側のカバーはパワステのホースが邪魔しますが、少し強引に引っ張って外します。
トルクロッドのブラケットになってるセンターのカバーを取り外すのですが、ボルト2本とナット2個なんですが、ボディとぶつかって抜けてこないので、スタッドボルトを1本外します。
スタッドボルトの先端がオスのトルクスになってるので、E型トルクスソケットと言われるソケットを使用して緩めますが、よくなめて外れなくなるので、注意して緩めますが、なめたので結局ダブルナットで外すはめになりました。
想定内でしたけど。
今回はウォーターポンプもカムシールも交換しないので合いマークを合わせますが、ウォーターポンプやカムシールを交換する場合は、合いマーク合わせる前にカムのスプロケットのボルトを緩めておくことを推奨します。
クランクがフロントカバーのTOYOTAの刻印の下のぽこっとしてるところとスプロケット外周の丸印、カムがスプロケットのマークとバックプレートのマークで合わせます。
パワステポンプのステーをレバーで少しあおって、ドライブシャフト上のブラケットに乗せてギリギリまで下に下げると、オートテンショナー外しやすいです。
そして、オートテンショナーを外して、ベルトを取り外します。
テンショナーベアリングとアイドラベアリングを交換して、タイミングベルトを取り付けます。
ベルトにマークが印刷されてるので、ベルトのマークとスプロケットのマークを合わせるといいので、楽ですね。
数年前はベルトにマークが印刷されてないメーカーもありましたが、最近は見かけませんね。
ベルトにマークがないと、ジョーカーひいた気分でした(笑)
かけたベルトがずれないように、事務用のクリップで挟みながらベルトをかけていきます。
クランクのスプロケットは、スプロケット内側の丸印とベルトのマークを合わせます。
クランク、カムともに合ってるのを確認したら、オートテンショナーを取り付けて、ピンを抜きます。
クランクシャフトを時計回りに2回転させて合いマークが合ってるのを確認したら、分解した逆の手順で組み付けて終了です。
ウォーターポンプやカムシールの交換がなければ、慣れれば1時間半から2時間ほどで終了できます。